2017年05月10日

第106回「ともに瞑想を」―宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか-



「ともに瞑想を」、今夜は、第106回目の配信となります。今夜も、塩川香世さんと、意識の世界を、ともに学んでまいりましょう。
今夜は「宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか」32ページから39ページ「6.宇宙はあなたの中で語っています」を朗読され、その後ともに瞑想してまいります。


6.宇宙はあなたの中で語っています

宇宙というのは、波動の世界であり、エネルギーであると言いました。そして、エネルギーである宇宙があなた自身だとも言いました。
実はあなたの中で、たくさんの宇宙達が語っているのです。
そこで、こう考えてみてください。
あなたは、これまでにたくさんの宇宙を作り続け、その作り続けてきた世界を全部抱えて、今ひとつの肉体を持っています。それが実はあなただと考えてみてください。
たくさんの宇宙を抱えている、つまりたくさんのエネルギーがあなたの中にあるのです。
あなたはエネルギーそのものだと言ってもいいでしょう。
そして、宇宙は無限大と言われていますが、本当に、あなたは、無限大に広がっていく存在なんです。
今は、あなたは目に見える形の世界にとらわれてしまっているから、そういうことは想像すらできないというのが現実かもしれませんが、確かに、あなたの心で、目に見えない宇宙達の存在を知っていくことができるのです。

あなたも自分の中の宇宙達と語り合いませんか。
自分の中の宇宙達と言っても、今も申し上げたように、それはあなた自身に他ならないんです。
ただし、そうだと頷いていただくためには、それなりの正しい手順を踏んでいただく必要があります。

私は、冒頭申しましたように、これまで約20年、田池留吉氏が開いてくれたセミナーを通して学んでまいりました。
その集大成として、2010年に、「意識の流れ―増補改訂版―」、「続 意識の流れ―改訂版―」を、田池留吉氏と共著で出版させていただいています。
ぜひとも、その二冊を読んでみてください。
そして、正しい手順を踏んで、正しい瞑想を通して、今、肉という形を持っているあなただけでなく、あなたの心の中に存在する無数の宇宙達に思いを向けていただきたいと思います。
きっと、その宇宙達は、あなたに教えてくれます。
なぜ、あなたが今そこにいるのか。
本当はあなたは何をしたいのか。
あなたの中の宇宙達、つまり無数のあなたがあなたに教えてくれるはずなんです。
自分の心の中に思いを向けることをしていけば、あなたはあなた自身を知っていくことができるのです。

ところで、私は、今、目に見えているこの肉という形を持っている私だけを見て、日々の生活をしているわけではないんです。
と言っても、この身体を維持していくには、食事も睡眠も不可欠です。
今の世の中、ある程度の衣食住を確保するために欠かせないものがあります。そうです、お金です。
今は、お金と交換に、物品を調達したり、様々なサービスを受けたり、という世の中ですから、お金はある程度必要です。
ただし、お金の奴隷になったり、お金によって、自分の人生を狂わせていったりするバカな真似はしないというのが、私の心情です。
それは、私は、今も語ったように、今、目に見えているこの私だけを見て、その私だけのことを考えて、その私だけに思いを向けて生活をしているわけではないからです。

もちろん、日々の生活をしているときは、私の思いは外に向いているでしょう。しかし、私は、生活の中で、瞑想をする習慣を持っています。
瞑想とは、私の思いを外に向けるのではなくて、私の中に向ける時間です。
そして、私の中に向けたときに、たくさんの私が語ってくれているのを感じています。
そのたくさんの私は、もちろん、肉という形を持っていません。肉がないということは、語る「口」ももちろんありません。
しかし、私の中に伝わってくる思いがあるのです。
私は、瞑想をする中で、私の中にたくさんの私を抱え持っていることを心で感じています。
私の中には、数限りない宇宙達が存在していることを、日々の瞑想の時間の中で感じているということなんです。

それを、言葉に置き換えてみれば、こんな感じです。
私の心に伝わってくる宇宙達の思いの一部分を聞いてください。
そして、同じような思いが、あなたの心の中にも伝わっていることを知っていただきたいと思います。
あなたも、自分の中に伝わってくる宇宙達との交信をしていただきたいと思っています。
宇宙達との交信と言いましても、それは、そんな大げさなものではないんです。
私は、宇宙など分からないと頭から否定しないでください。断ち切らないでください。

丹田呼吸をして、そして、宇宙と思ってみてください。
ただし、欲の思いをしっかりと見つめながらです。
大切なことは、丹田呼吸をして、そして、今という時間を素直に喜んでいこうと思いながら、宇宙と心の中で呼んでみるのです。
私は、いつもそのようにしています。いつもそのようにして、自分の中の宇宙を呼んでいるんです。
お母さんが、私にこの肉をくれたことを喜びながら、私は、自分の中の宇宙を呼んでいます。すーっと、そちらのほうに思いを向けてみるんです。
あなたにも、きっと伝わっているんですよ。
それをあなたは遮断しているだけです。分からないと言っているのは、あなた自身が遮っているだけなんです。
あなたの中の宇宙は、どんどん語っているんです。
どうか、その思いを聞いてあげてください。
お母さんが、あなたのことを受け入れてくれたように、あなたも、あなたの宇宙を受け入れていってください。
遥か、遥か、遠い過去より、彷徨い続けてきた自分自身に思いを馳せてください。

瞑想を続けていくと、あなたが、この地球上に、どんな思いでやって来たのか、必ずその思いが、初めは微かかもしれませんが、心に伝わってくると思います。
そうした時、あなたは、あなたに伝えていくのです。
嬉しいね、これからいっしょに心を向けていこう、そのような思いを心に広げてください。




宇宙……ですね。
宇宙に向ける瞑想、皆さんどうですか。喜んで楽しんでしておられますでしょうか。
どうぞ、宇宙、あなたの中の宇宙をどんどんどんどん感じていってください。
田池留吉が伝えてくれた宇宙、その宇宙へ私達は帰れるんです。帰れることを田池留吉の意識の世界が肉を持って私達に伝えにきてくれました。
そういうことを思いながら、どうぞ、田池留吉を思ってください。
posted by UTAブック at 01:37| 大阪 ☔| Comment(0) | 宇宙の風ー私達人間は死んで終わりでしょうかー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月07日

第105回「ともに瞑想を」―宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか-



「ともに瞑想を」、今夜は、第105回目の配信となります。今夜も、塩川香世さんと、意識の世界を、ともに学んでまいりましょう。
今夜は「宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか」25ページから31ページ「5.宇宙はどこにある!?」を朗読され、その後ともに瞑想してまいります。


5.宇宙はどこにある?!

あなたは、宇宙と言えば、何を想像しますか。
今、地球に住んでいる私達の誰でもが知っているのは、太陽と月です。
第一に、私達は、水と空気と同様に、太陽の光と熱がなければ生存できません。
私達は、太陽を見れば拝み、ご来光をありがたいものとしています。
また、月と言えば、兎の餅つき、かぐや姫といった神話があります。
地球は、太陽系の中にある一惑星。そして、月は、地球の衛星。太陽と地球と月の天体ショーは、必ず放映されます。
太陽系は銀河系のひとつの星雲であり、そして、宇宙には無数の銀河系が存在すると言われています。

ところで、人類は昔から、太陽や月、星、いわゆる一般的に宇宙と言われるものに、見果てぬ夢というかロマンを抱いてきたのではないでしょうか。
そして、今や人類は、宇宙探査をただ単に夢だけに終わらせずに、宇宙空間での実験、研究を重ね、それを、地上での私達の生活や産業に生かしていこうといった活動が盛んです。
もちろん、地球や天体の観測も高い技術で進められているようです。
何億光年離れた天体のニュースも飛び込んできます。
日本でも、小惑星探査機の成功と失敗のニュースは、まだ記憶に新しいです。
確かに遥か彼方に広がる宇宙空間は、まだまだ神秘のベールに包まれています。人間の心に夢とロマンを掻き立てるものが確かに宇宙にはあるのでしょう。
宇宙には果てはありません。まさに、宇宙は無限大です。

ここまでは、一般的なお話です。
ひとまず、そういう宇宙とか、宇宙空間というところから、少し心を離してください。
と言いますのは、実は、私が心で感じている世界を言葉で表現して一番ピッタリする言葉が宇宙、宇宙空間ということなんです。
同じ言葉なので、紛らわしいですが、一般的に解釈されている宇宙、宇宙空間とはその趣が違うことを、まず知っておいてほしいのです。
私が心で感じている世界、つまり、宇宙、宇宙空間というのは、心で感じるということですから、目には見えません。
目には見えないけれど、波動として確かに存在するんです。
エネルギーとして存在しているんです。
そこで、宇宙とは、エネルギーなんだと理解してください。

先に、私は肉というちっぽけな形ではなくて、エネルギーだと記しましたが、そうです。私は、宇宙というエネルギーなんです。
そして、その宇宙というエネルギーは、あなたの中にもあるんです。
つまり、あなた自身も、実は宇宙なんです。

もうここで、こんがらがってきましたか。
何を訳の分からないことをと言われるかもしれませんが、もう少しお付き合いください。

あなたは、今のあなたのひとつの肉体を指して、自分だと思っていますが、実はそうではないことを、あなた自身の心で知っていただきたいということで、私は本書を記させていただいています。
あなたも、あなたの心を見て、そして、どんどん正しい瞑想をしていけば、自分は、こんなちっぽけな肉に留まっている存在ではないことが分かるんです。
それどころか、どんどん自分を解き放していく快感を、あなたの心で体験されるはずです。
そうなってくると、一言に「心」と言っても、その「心」の解釈自体がとても狭いものだったということも分かってくるんです。
そして、文字通り、宇宙は果てなし、宇宙は無限大です。
そんな宇宙が私自身でしたと心で感じてくれば、あなたの周りを見る目がきっと変わってきます。
いつも眺めている日常の風景が、何となく違って目に映るというか、感じられるのです。
それは、あなたの中に、微かながら、宇宙の風がそよぎ出したということかもしれません。
いずれ、あなたの中で、何かが、何とははっきりと言えない何かが動き始め、変わり始めていくと私は思っています。
それは、今のあなた自身には、とても想像できないほどの遥か彼方の自分自身に触れていくと解釈されてもいいでしょう。

「あなたの中に、確かに宇宙は存在する」

私は、今、そう皆さんに呼びかけています。
もしかしたら、地球人類が、宇宙に見果てぬ夢とロマンを掻き立てるものは、自分達の中から深い、深い眠りから醒め始めている自分達の声なのかもしれません。
いいえ、これからの時間は、そんな時間を通過していきます。
あなたの中の宇宙というエネルギーが、あなたの肉を通して、あなた自身を本当のあなたへ目覚めさせていくのです。
もちろん、それは一筋縄ではいきません。
あなた自身がこれまでに培ってきた、蓄えてきたエネルギーのすごさを、自分のその肉体を通して知っていくということですから、当然その転生というか、人生はすさまじいものになっていくでしょう。
その一端を垣間見られて、今の人生を閉じていかれるのもいいかと思います。




それでは、ともに瞑想をしたいと思います。
軽く目を閉じてください。丹田呼吸をしてください。

あなたの中に、確かに宇宙は存在する。
あなたは今、どのように思われていますか。思いを感じてみてください。

2017年05月05日

第104回「ともに瞑想を」―宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか-



「ともに瞑想を」、今夜は、第104回目の配信となります。今夜も、塩川香世さんと、意識の世界を、ともに学んでまいりましょう。
今夜は「宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか」17ページから24ページ「3.私達って本当は誰、何」「4.地球人類にバラ色の未来が本当にあるのか」の二つ部分を朗読され、その後ともに瞑想してまいります。


3.私達って本当は誰、何

私はたくさんの私を自分の中に抱き抱えています。
そして、それはあなたも同じなんです。
あなたも、今、目に見えている形のあるあなただけではないんです。
あなたの中には、無数のあなたが生きているんです。
本当は、あなたはその無数のあなたの声を聞きながら、日々の生活をしているんです。
ただ、自分は今の自分ひとりだと思っているあなたの心に、その声がしっかりと届かないだけなんです。
しかし、届かないようで、実は届いています。
だから、近頃、訳の分からない事件などが続発してくるんです。
犯人を捕まえてみて、なぜこんなことを起こしたのかと動機を尋ねても、当の本人にすら本当のことは分からないのではないでしょうか。
彼らは、姿なき自分に踊らされて、その思いのままに、肉体を動かしているだけです。
では、その肉体を突き動かしている正体は一体何でしょうか。
そこには確かにエネルギーが働いています。
そのエネルギーを知っていくことこそが、一番大切なことなのに、当事者も関係者も誰もそういうことには無頓着です。
なぜか。
みんな自分達の本当の姿を知らないからです。
原因を生い立ちや境遇、性格、社会の仕組みの中に探っていこうとするけれど、それでは全く不十分なんです。
誰一人例外なく、人間というものは自分の中に、条件が整えば飛び出してくるブラックのエネルギーを抱え持っているという認識に欠けているのです。
それでは、凶悪犯罪は根絶などしないし、それどころか、益々世の中の空気は乱れていきます。
自分達の本当の姿を見失ってしまったから、苦しい、苦しいと地獄の叫び声をどんどん上げていくのです。
その声を聞いてあげればいいけれど、誰もそんな優しさなど持ち合わせていません。
それが万物の霊長としてきた愚かな私達の現実です。
私達は、早く、そのことに気付いていかなければならないのです。
自分達が本当はどんな存在なのか、気付いていかなければならないのです。


4.地球人類にバラ色の未来が本当にあるのか

テレビや、新聞、雑誌、インターネットを通して、日本の様子、世界の様子が、刻々と伝えられています。
様々なところから色々な問題が噴き出ていることを、あなたは知っているでしょう。
なぜこんなに次から次へと、事件、事故が起こってくるのでしょうか。
自然災害、人的災害の規模は年々その規模が拡大してきています。
実は、それは、人類が間違ってきた道を歩いてきたことをはっきりと示しているんです。
人類は躍起になって、その諸問題に対処しようとしていますが、所詮は、何も知らない中で悪戦苦闘して、結果段々に衰退していく、それが地球人類のこれからの歩みです。
そもそも、前にも語ったように、一度切りの人生がまかり通っている世の中なんておかしいんです。
そのことに早く、一刻も早く気付いていかなければなりません。

 さて、先ほどからエネルギーという言葉を出してきましたが、もちろん、エネルギーは私達の目には見えません。
しかし、実は、その存在を確認する方法があるんです。
そのことを、私は、田池留吉氏のセミナーで学んできました。
その詳細は、本書では説明しませんので、申し訳ありませんが、冒頭にも記した通り、まず、「意識の流れ―増補改訂版―」を、しっかりと読んでください。
それから本書を手に取っていただきたいというのが、私の希望でありお願いです。
もちろん、本書から突入されても構わないです。
ただし、そのような方々に一言だけ付け加えておきます。
本書の内容を半信半疑で読まれてもいいです。馬鹿らしい話、信じられない話と一蹴されてもいいです。
ただ、これからは、目に見え、耳に聞こえる形ある世界が、その形をことごとく崩していくことだけは憶えておいてください。
どんな崩れ方をしていくかは様々です。
テレビ等で情報を得る場合もあるでしょうし、実際に悲惨な光景を目の当たりにされることもあるでしょう。
しかし、そこに働くエネルギーは喜びであることに間違いはないことも、また憶えておいてください。
喜びのエネルギーが、形の世界の崩壊を起こしていくのです。
決して、天罰や神の怒りではありません。
地球人類にバラ色の未来はあるのかと書きましたが、形の上からすれば、バラ色の未来はありません。
しかし、そこに働くエネルギーが喜びであると気付いていったならば、地球人類の未来はバラ色です。
そして、そのことに気付いていくために、これから激動の時間を経ていきます。
想像を遥かに超えた天変地異とともに、これからの時間を経ていきます。
人類の歩みを180度転回していく方向へ、これから進んでいくのです。
そして、そのことを、人類の心に誘導していくのが、「宇宙」という存在です。

さて、ようやく出てきました。
これからは、本のタイトルの「宇宙の風」の「宇宙」というものを本格的に登場させて、私の心で感じている「宇宙」を語っていこうと思います。




ということで、最後に今日もともに瞑想をしていきたいと思います。
 
今日読ませていただいた箇所。冒頭。

「たくさんの自分。あなたの中には、無数のあなたが生きているんです。」

あなたは感じていますか。信じていますか。
目に見える肉のあなただけがあなたではありません。あなたの中の無数のあなた、そのあなたに心を向けてみてください。
あなたの心の叫び声を聞いてあげてください。
posted by UTAブック at 22:10| 大阪 ☀| Comment(0) | 宇宙の風ー私達人間は死んで終わりでしょうかー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月04日

第103回「ともに瞑想を」―宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか-



「ともに瞑想を」、今夜は、第103回目の配信となります。今夜も、塩川香世さんと、意識の世界を、ともに学んでまいりましょう。
今夜は「宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか」11ページから16ページ「2.生きることと死ぬこと」の部分が朗読され、その後ともに瞑想してまいります。

2.生きることと死ぬこと

あなたは生きることに疲れていますか。
それとも、ひとつの目標に向かって、夢に向かって頑張っていますか。
惰性で生きているあなたであっても、生き生きとして生きているあなたであっても、あなたは今そこに存在していることに違いはありません。
あなたの心臓は今確かに動いています。
だから、みんな自分は生きていると思っています。

ところで、生きることの逆は、死ぬことです。
それでは、生きることと、死ぬこととの違いは何だと思いますか。
本当に両者には、大きな違いがあるのでしょうか。
さらに、生きている時間は、死ぬということで途切れると思いますか。
確かに****という名前の付いたあなたの時間は、死ねばそこで途切れるでしょう。
あなたのその身体の機能もすべてその時点で停止し、その身体は放置すれば、やがて朽ち果てていきます。
もっとも、今はそのまま放置するということはありませんから、死ねば荼毘に付されて、あなたの肉体のうち、骨だけが残り、あとは灰となります。
その骨と灰が本当にあなたなのでしょうか。
殆どの人達は、そう思っています。
だから、灰を山や海に散布したり、骨を奪い合ったり、後生大事に納骨したりするのでしょう。
しかし、それにつけても、骨と灰になった人に、天国から私達を見守っていてくださいとかと呼びかけるなんて、滑稽だと思いませんか。
そういう人達は、死んで肉体はないけれど、あの人は、確かに私の心の中に生きているんですと言われるかもしれません。
それならば、なぜ、仏壇に手を合わせたり、お墓参りをしたりするのでしょうか。
こうして考えていくと、何か矛盾を感じませんか。
どうも腑に落ちない、すっきりとしないところがありませんか。

実は、生きていることと、死んでいることに、大きな違いはないのではないでしょうか。
ただ目に見える形、つまり肉体というものがあるかないかだけで、私達は生きても、死んでも、ここに存在しているのではないでしょうか。

なぜ人間は生まれてくるのか、死んでいくのか、素朴な疑問ながら、大きなテーマです。
生まれてくるとはどういうことなのでしょうか。
死んでいくとはどういうことなのでしょうか。
その二点がはっきりと分らないから、「死んだら終わり」「一度切りの人生」「天国に召された」「あの世で仲良く私達を見守ってくれている」等々の全く馬鹿げた間違ったことが、堂々とまかり通る世の中になってしまったのです。

私は、私達人間の本当の姿は、肉という形ではなく、目に見えないもの、エネルギーであると感じています。
当然、死んで終わりではないと思っています。
だから、死ぬということで、自分の時間は途切れないと思っています。
そして、そういうところから、肉という形を持っている今を、つまり生きている今を見つめていくことが、本当に大切なことだと心得ています。

ところで、今、元気な人もそうでない人も、殆どの人は死んだら終わりだと思っているのではないでしょうか。
元気な人は、死んだら終わりだと思っているから、一度切りの人生を頑張って生きているのかもしれません。
あるいは、一度切りの人生を刹那的に生きているのかもしれません。
元気でない人もまた、死ねば終わりだと思っているから、死ねば今よりも楽になると思って、自ら死を選ぶのかもしれません。
あるいは、そこまでしなくても、気持ちは落ち込み、自暴自棄の荒れた生活を余儀なくされているかもしれません。

今、元気な人にもそうでない人にも、私はただ伝えたいです。
あなたが目にしているそのひとつの肉体だけを自分だとする思いがどれだけ愚かなことなのか、そして、苦しみはみんなそこからきていることを私は伝えていきたいです。
自分のこの心の中から湧き上がってくる思いを素直に伝えていきたいです。
人々よ、目覚めましょう。そのように伝えていきたいです。




今元気な人、若い人、『死』ということはまだまだ遠いことだと思っているかもしれません。ですが、死なんて突然やってきます。
今は歩道を歩いていても、車が突っ込んできます。病院に車が突っ込んできます。コンビニに車が突っ込んできます。
「そんな馬鹿なことが」と思うことが、なんか日常茶飯事にニュースで目にし、耳にします。何が起こってもおかしくない時を迎えています。そうしたとき、自分の『死』を、やはりいつも心に留め置いて今を生きる大切さ、というのをしっかりと心で感じていくことが必要だと私は思います。

それでは最後に、ともに瞑想をしていきたいと思います。
学びをしている人はご承知の通り、田池先生、田池留吉、田池先生は2015年12月にその肉体を置いていかれました。しかし、肉体はないけれども、田池留吉の意識の世界は、肉体があってもなくてもここに存在します。波動、エネルギー、意識、田池留吉の方に心を向けてみてください。
posted by UTAブック at 21:41| 大阪 ☁| Comment(0) | 宇宙の風ー私達人間は死んで終わりでしょうかー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

第102回「ともに瞑想を」―宇宙の風-



「ともに瞑想を」、今夜は、第102回目の配信となります。今夜も、塩川香世さんと、意識の世界を、ともに学んでまいりましょう。
今夜から、新たに「宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか」の朗読が開始されます。
また、「宇宙の風」終了後は、「母なる宇宙とともに」が、再度朗読される予定です。
こんやは、「宇宙の風」7ページから10ページ「1.はじめに」の部分が朗読され、その後ともに瞑想してまいります。


1.はじめに

まず、「意識の流れ―増補改訂版―」を、しっかりと読んでみてください。
「意識の流れ―増補改訂版―」を読み、そして、宇宙の風とはどんな風と思いながら、本書を手に取ってみてください。

もうまもなく、宇宙の風はあなたの心の中に吹き荒れます。
宇宙の風があなたの心の中であなた自身を呼び起こします。

「今、あなたが自分だと思っているあなたではなくて、本当のあなたと出会ってください。
あなたに与えられている時間は、あなたが自分だと思っているあなたひとりだけの時間ではありません。」

そのようなメッセージをあなたの心の中に呼び起こす風、それが宇宙の風です。
宇宙の風は波動です。温かい、温かい、波動です。
温かい母の温もりを呼び起こす波動です。
どうぞ、心で感じていってください。

私は1959年3月9日生まれ、日本人の女性です。平々凡々な日本人の女性です。
私は、これまで約20年間、田池留吉氏が開催してくれたセミナーに集わせていただきました。
そして、そのセミナーの中で自分の心で学び、感じてきたことがあります。
その自分の心で学び、感じてきたものを、これから語っていきたいと思います。
ただし、肉(目に見え、耳に聞こえ、触れることができる形の世界が本物であるとする物の見方、考え方)が主流となっている今は、まだ本書の内容は理解しづらいかもしれません。
それでも、私は伝え続けます。
なぜならば、私は自分の心で感じているからです。

「私は肉という形ではない。私はエネルギー。私は喜びのエネルギー。
私は、たくさんの私を抱えて、今ここに存在している。
私は、今のひとつの肉という形にしがみついていない。
私はこんなちっぽけな肉ではない。」

大きな、大きな世界にある私を感じるから、私は伝え続けます。
どこまでも、どこまでも伝え続けます。
限りない喜びと温もりの世界が私達の世界だと伝え続けます。
この目覚めこそが真の目覚めだと伝え続けます。
そして、やがて、この目覚めは、すべての人々の心の中に起こってきます。
だから、今、聞いてください。
私達の思いをあなたの心で聞いてください。





という始めの部分なんです。
宇宙というのは、まだあなたの中では漠然としているかもしれませんが、心で感じてくれば、はっきりと分かってきます。
宇宙は存在します。私達は宇宙でした。
そのことを、今、肉を持っているあなたが自分の心で感じていけること、これこそ本当に喜びの人生だと思います。

それでは、今日最後にともに瞑想をしてまいりましょう。
軽く目を閉じてください。丹田呼吸をしてください。

もう間もなく、宇宙の風はあなたの心の中に吹き荒れます。
宇宙の風が、あなたの心の中であなた自身を呼び起こします。

どうぞ、宇宙を思って瞑想をしてみてください。
posted by UTAブック at 22:08| 大阪 ☀| Comment(0) | 宇宙の風ー私達人間は死んで終わりでしょうかー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月01日

第101回「ともに瞑想を」―ともに次元を超えていこう-


「意識の流れ」の朗読が終わり、次の朗読を検討中ですが、志摩からの初めての配信です。
ホームページ「ともに次元を超えていこう」から、その一説を朗読いただき、その後瞑想していきます。
私たちは愛でした、そちらの方に心を向けてください。
posted by UTAブック at 16:44| 大阪 ☁| Comment(0) | ともに次元を超えていこう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする