2017年05月10日

第106回「ともに瞑想を」―宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか-



「ともに瞑想を」、今夜は、第106回目の配信となります。今夜も、塩川香世さんと、意識の世界を、ともに学んでまいりましょう。
今夜は「宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか」32ページから39ページ「6.宇宙はあなたの中で語っています」を朗読され、その後ともに瞑想してまいります。


6.宇宙はあなたの中で語っています

宇宙というのは、波動の世界であり、エネルギーであると言いました。そして、エネルギーである宇宙があなた自身だとも言いました。
実はあなたの中で、たくさんの宇宙達が語っているのです。
そこで、こう考えてみてください。
あなたは、これまでにたくさんの宇宙を作り続け、その作り続けてきた世界を全部抱えて、今ひとつの肉体を持っています。それが実はあなただと考えてみてください。
たくさんの宇宙を抱えている、つまりたくさんのエネルギーがあなたの中にあるのです。
あなたはエネルギーそのものだと言ってもいいでしょう。
そして、宇宙は無限大と言われていますが、本当に、あなたは、無限大に広がっていく存在なんです。
今は、あなたは目に見える形の世界にとらわれてしまっているから、そういうことは想像すらできないというのが現実かもしれませんが、確かに、あなたの心で、目に見えない宇宙達の存在を知っていくことができるのです。

あなたも自分の中の宇宙達と語り合いませんか。
自分の中の宇宙達と言っても、今も申し上げたように、それはあなた自身に他ならないんです。
ただし、そうだと頷いていただくためには、それなりの正しい手順を踏んでいただく必要があります。

私は、冒頭申しましたように、これまで約20年、田池留吉氏が開いてくれたセミナーを通して学んでまいりました。
その集大成として、2010年に、「意識の流れ―増補改訂版―」、「続 意識の流れ―改訂版―」を、田池留吉氏と共著で出版させていただいています。
ぜひとも、その二冊を読んでみてください。
そして、正しい手順を踏んで、正しい瞑想を通して、今、肉という形を持っているあなただけでなく、あなたの心の中に存在する無数の宇宙達に思いを向けていただきたいと思います。
きっと、その宇宙達は、あなたに教えてくれます。
なぜ、あなたが今そこにいるのか。
本当はあなたは何をしたいのか。
あなたの中の宇宙達、つまり無数のあなたがあなたに教えてくれるはずなんです。
自分の心の中に思いを向けることをしていけば、あなたはあなた自身を知っていくことができるのです。

ところで、私は、今、目に見えているこの肉という形を持っている私だけを見て、日々の生活をしているわけではないんです。
と言っても、この身体を維持していくには、食事も睡眠も不可欠です。
今の世の中、ある程度の衣食住を確保するために欠かせないものがあります。そうです、お金です。
今は、お金と交換に、物品を調達したり、様々なサービスを受けたり、という世の中ですから、お金はある程度必要です。
ただし、お金の奴隷になったり、お金によって、自分の人生を狂わせていったりするバカな真似はしないというのが、私の心情です。
それは、私は、今も語ったように、今、目に見えているこの私だけを見て、その私だけのことを考えて、その私だけに思いを向けて生活をしているわけではないからです。

もちろん、日々の生活をしているときは、私の思いは外に向いているでしょう。しかし、私は、生活の中で、瞑想をする習慣を持っています。
瞑想とは、私の思いを外に向けるのではなくて、私の中に向ける時間です。
そして、私の中に向けたときに、たくさんの私が語ってくれているのを感じています。
そのたくさんの私は、もちろん、肉という形を持っていません。肉がないということは、語る「口」ももちろんありません。
しかし、私の中に伝わってくる思いがあるのです。
私は、瞑想をする中で、私の中にたくさんの私を抱え持っていることを心で感じています。
私の中には、数限りない宇宙達が存在していることを、日々の瞑想の時間の中で感じているということなんです。

それを、言葉に置き換えてみれば、こんな感じです。
私の心に伝わってくる宇宙達の思いの一部分を聞いてください。
そして、同じような思いが、あなたの心の中にも伝わっていることを知っていただきたいと思います。
あなたも、自分の中に伝わってくる宇宙達との交信をしていただきたいと思っています。
宇宙達との交信と言いましても、それは、そんな大げさなものではないんです。
私は、宇宙など分からないと頭から否定しないでください。断ち切らないでください。

丹田呼吸をして、そして、宇宙と思ってみてください。
ただし、欲の思いをしっかりと見つめながらです。
大切なことは、丹田呼吸をして、そして、今という時間を素直に喜んでいこうと思いながら、宇宙と心の中で呼んでみるのです。
私は、いつもそのようにしています。いつもそのようにして、自分の中の宇宙を呼んでいるんです。
お母さんが、私にこの肉をくれたことを喜びながら、私は、自分の中の宇宙を呼んでいます。すーっと、そちらのほうに思いを向けてみるんです。
あなたにも、きっと伝わっているんですよ。
それをあなたは遮断しているだけです。分からないと言っているのは、あなた自身が遮っているだけなんです。
あなたの中の宇宙は、どんどん語っているんです。
どうか、その思いを聞いてあげてください。
お母さんが、あなたのことを受け入れてくれたように、あなたも、あなたの宇宙を受け入れていってください。
遥か、遥か、遠い過去より、彷徨い続けてきた自分自身に思いを馳せてください。

瞑想を続けていくと、あなたが、この地球上に、どんな思いでやって来たのか、必ずその思いが、初めは微かかもしれませんが、心に伝わってくると思います。
そうした時、あなたは、あなたに伝えていくのです。
嬉しいね、これからいっしょに心を向けていこう、そのような思いを心に広げてください。




宇宙……ですね。
宇宙に向ける瞑想、皆さんどうですか。喜んで楽しんでしておられますでしょうか。
どうぞ、宇宙、あなたの中の宇宙をどんどんどんどん感じていってください。
田池留吉が伝えてくれた宇宙、その宇宙へ私達は帰れるんです。帰れることを田池留吉の意識の世界が肉を持って私達に伝えにきてくれました。
そういうことを思いながら、どうぞ、田池留吉を思ってください。
posted by UTAブック at 01:37| 大阪 ☔| Comment(0) | 宇宙の風ー私達人間は死んで終わりでしょうかー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする