2017年06月25日

第124回「ともに瞑想を」―宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか-



「ともに瞑想を」、第124回目の配信となります。今日は、志摩から日中の配信となります。
塩川香世さんと、意識の世界を、ともに学んでまいりましょう。
「宇宙の風 私達人間は、死んで終わりでしょうか」今日は、「11.祈りは真の平和に繋がりません」、151ページから160ページ、この章の最後までを朗読され、その後、ともに他力の心に向けて瞑想してまいります。


祈りは真の平和に繋がりません

私達は間違った道を歩いてきました。間違って、間違って、間違ってきた道を歩いてきたんです。
そして、真っ黒な道を歩いてきた自分を、本当に優しい母の温もりの中へ帰していこうと、私達は、このように肉体をお母さんからいただき、今、ここに存在しています。
『「あなたは温もり」「あなたは優しさ」ただただそのことを信じていってください』と、お母さんからメッセージを受けて、お母さんのお腹から生まれてきた私達です。
自分は今ここに存在して何をしていけばいいのか、何をすべきなのか、これから私達は、そのように自分に問いかける事態に遭遇していきます。
神様、仏様と、天を仰ぎ祈り続けても、それに対して返されてくるものは何もありません。
あなたは、悲惨な光景を眼前して、または、荒れ果てた荒野の中でただひとりたたずんでいる自分の姿から、いったい何を思っていきますか。
真実がはっきりと形になって現れてくるこれからです。
形あるものは、悉く崩れ去っていく中で、心は何を叫ぶのでしょうか。
絶望の淵に立ったとき、心が空っぽになったとき、そんなとき、どこからか聞こえてくる声があるのです。
じっと耳を澄ませば、それは、何だか自分の中から響いてくる声のような気がします。
一生懸命、呼びかけてくれている声のほうに心を向ければ、心の中に、確かに知っている懐かしい思いが広がってくるのです。
懐かしいなあと、さらに思いを向けていけば...。

心の叫びを、大きく、広く、優しく、そして、どこまでも温かく受け止めていけることを知っていきましょう。
優しさと温もりの中にあった自分を蘇らせるために、すべてを計画していきます。
そこに広がっていくのは、喜びだけです。ありがとうの思いだけです。
本来の自分に帰っていく喜びだけが存在します。

田池留吉は母親の反省をしなさいとまず伝えました。
それは、私達の心の中に母、つまり温もりに対して反逆してきた思いが、ずっしりとぎっしりとあったからです。
その温もりに対する反逆する心、その心を他力の心と言います。実は、その心が宗教という世界を創ってきたのです。
宗教は、心の中に区別、差別の思いを助長させていくエネルギーです。御仏に仕える者、神の声を聞く者、宇宙のパワーを心に宿す者、そのように、私達は自分と他を区別し、己を大きくのさばらせてきました。
本当の自分を見失って、肉を自分だとする思いをどんどんどんどん膨らませていったのが私達人間です。
他力の心は、恐ろしい心です。
他力の心は破壊、破滅に繋がっていく心です。
世界人類の平和のために、すべての人達に幸あれと神、仏、宇宙のパワーに思いを向けること、祈り念じること、実は、これほど恐ろしいものはないのです。
それが母、つまり、温もりに反逆するということなんです。
私達は、形を本物とする思いに凝り固まってしまって、それが分からなくなってしまったんです。
その分からなくなってしまったということを思い起こすために、田池留吉は母親の反省を伝えてきました。
お母さんにしてもらったこと、してあげたこと、お母さんがしてくれなかったことを思い出しながら、小さな頃から、今の母親との繋がりの中で、自分の心に出てくる思いを振り返っていく、見つめていく母親の反省をまずやりなさいと田池留吉は伝えてくれました。

温もりを捨て去った心、温もりに反逆してきた心、肉を持つすべての意識達は、その心を広げ、今の今までやってきました。
そして、これからもその心を持ち続けます。
しかしながら、祈る心、祈るエネルギー、そのエネルギーの愚かさを自らに知らしめるこれからです。
人間の心の中に眠ってきた祈る心、祈り念じる心、そのエネルギーの凄まじさ、そのエネルギーの愚かさ、それを自らの肉を通して感じていってください。
それは、すべてを破壊していくエネルギーです。そのエネルギーを自ら体験していくのです。
すごいですよ、これからの天変地異は。
すごいです。宇宙からのエネルギーは、本当にすごいエネルギーです。喜びのエネルギーと一口に言いますが、想像を絶するほどのエネルギーです。
一瞬のうちに、壊滅状態になっていくんです。
人道支援、そんな悠長な場合ではありません。すべてが一瞬のうちに無くなっていくんですから。
そんな中で、一体、心は、どのような叫び声を上げるのでしょうか。

祈ることを止めましょう。止めない限り、人間の心はどうしようもありません。何に祈りを捧げるのか、何を祈るのか。どこに祈りを捧げるのか。
それぞれが自分の心で知っていくこれからの転生です。
転生と言えば天変地異です。天変地異に遭遇することが転生なのです。
そうです、転生をするということは天変地異に遭遇するということです。
天変地異を伴う転生、これからの人類は、その体験を重ねていきます。
祈りに通じる心が、どれだけ荒れ狂っているのか、どれだけ自らを愚弄してきたのか、何度、天変地異に出逢えば、そのことに気付いていくでしょうか。
それほど、人間の心の中にある他力のエネルギーは、本当に根深いものなのです。

田池留吉という意識が肉を持って、意識の流れを伝えにきてくれた現実を、喜びで受けていけるあなたであってください。
地球上のあらゆるところから、たくさんの喜びのエネルギーが噴き出していきます。
もちろん、人々の心の中からは、凄まじいエネルギーが、さらに、さらに、吹き荒れるこれからです。到底、考えられない行動を起こしていきます。
すべては、真実から遠くに離れた意識が織り成す世界が現象化していきます。
心に握ってきた他力の神々のエネルギーの呪縛から自分を解き放つ難しさを、嫌というほどに体験していく時間が用意されています。
意識の世界を感じていけばいくほどに、喜びの世界が広がっていく一方で、その現実もしっかりと心に感じられると思います。
そして、だからこそ、自分の心を見つめる、見つめられる今という時を大切にしていってください。
本当の喜びと本当の温もりを知らない意識達が、様々なルートを辿って、様々な形を通して、自らの苦しみを訴えてくるこれからの時間です。
どうぞ、臆せずに、あなたの心で感じている優しさと温もりで、応えていってあげてください。
ともに苦しみに落ちていくのではなくて、「ともに喜びを感じていこう」そんなメッセージを、心から流せるあなたであってください。
それぞれが、自分の中の流れをほんの少しでもいいから、変えていってください。
変えていけるような時間を過ごしてください。

とは言いましても、確かに、祈ることをよしとしてきた心に、祈りを止めなさいと、祈ることの空しさを単に伝えても、そう簡単には、その心を離すことは難しいです。
そのような、土台が腐り切った中で、私達は何度も何度も転生をしてきたのですから。
残念ながら、土台が腐り切っていることすら、私達はなかなか気付けなかったのです。
そんな時を経て、ようやく今世という時間があるということだけでも分かっていただきたいと思います。



posted by UTAブック at 11:59| 大阪 ☔| Comment(0) | 宇宙の風ー私達人間は死んで終わりでしょうかー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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