2017年09月04日

第155回「ともに瞑想を」―母なる宇宙とともに-



5 母なる宇宙に思いを向けて

「今、宇宙を思えば嬉しいです。宇宙を思えば幸せです。お母さんの懐を思い出しています。私はあの温もりの中に戻っていくことができるのだと感じています。どれだけの間違いを積み重ねてきても、私は温もりへ戻っていくことができるのです。温もりは私だからです。
今、存在を許されていることを感じます。厳然としてある波動の世界を感じます。」
瞑想すれば、心に上がってくる思いです。

「愛」と「死」を見つめて、私の旅は始まりました。気の遠くなるような時間を心に積み重ねてきました。
私には、そのことが心に強く響いてくるのです。どれだけ間違ってきたことか。どれだけ狂い続けてきたことか。それらは全部、心の記憶としてあります。
人の優しさや温もりも、もちろん知っています。時には、人の情にほだされることもあるでしょう。だからと言って、そこに留まるわけにはいかないのです。
その心の奥底に眠る闇の部分に蓋をすることは、もうできません。闇の部分から目を背けることはできなくなってくるのです。
「本物の優しさと温もりに出会いたい。」
心の叫びが、時間を重ねていくうちに強く、強くなっていくからです。意識の流れに誘われて、必ず、そうなっていきます。
そして、上辺だけの優しさや温もりではなくて、本物の優しさと温もりに出会うには、地獄の釜の蓋を全開していく必要があることを知っていきます。
みんな、その蓋を開くのを本当は待っています。待たずとも、自分で開いていけばいいのに、肉を持つと臆病になってしまいます。小さな世界に、自分を押し入れて、小さな世界で幸せを求めていくのです。
何と悲しいことでしょうか。何と哀れなことでしょうか。
私達は、本来、広い、広いどこまでも広がっていく宇宙です。小さな世界にいては、無限に広がっていく宇宙を感じていくことは不可能です。
地獄の釜の蓋を開けて、中に押し込んでいるエネルギーを、みんな解き放していくことから始めなければなりません。
汚いものを詰め込んだ状態では、とても、本当の自分との出会いは不可能です。
「汚いものが表面化してくれば、都合が悪いですか。なぜ、そう思うのですか。いつまでも、清く正しく美しい自分の影を追うつもりでしょうか。」
自分に問いかけてみてください。
偽物の自分も答えてくるでしょうが、本物の自分の思いも、その問いかけに反応してくるはずです。
どちらの声に耳を傾け、心を向けていくか。それが、これからのそれぞれの人生を決定していくのだと思います。

さて、今、母なる宇宙へ、ともに心を向けてみましょう。

あなたの目を閉じて、一つ、二つ……、深く丹田呼吸を始めてみてください。五官を閉じて、あなたの心が落ち着くまで、静かに息を吐き、息を吸ってください。
あなたの心に、今、あの懐かしいふるさとのメロディーが聞こえてきませんか。優しい、優しい、母の呼びかけです。
「あなたが戻ってくるのを待っていますよ。いつまでも、いつまでも待っています。」

ふるさとのメロディーとともに、あなたをいざなってくれていることを信じていってください。
私には、心の底から、異語が聞こえてきます。
異語とは、日本語でもなく、英語でもなく、その他の***語というものでもありません。それは、言ってみれば、宇宙語でしょうか。
異語は、私にとって懐かしい、とても懐かしい響きの波動の世界なんです。私は、その異語のリズムに乗っています。心がどんどんどんどん大きく広がっていくのを感じます。
宇宙、私はそう表現しました。
私は、母なる宇宙の懐にいることを感じます。ただただ嬉しいだけです。
懐かしい、嬉しい、私は私のふるさと、宇宙を心に感じている。そのことが、今、私の心の中から、喜びとして、幸せとして、湧いて出てくるのです。

私達の今の肉は、いずれ消え去っていくものです。肉の自分、肉の家族、肉の仕事、その他、形となって目の前に広がっているものは、消えては現れ、そして、また消えていくものです。
しかし、それを見つめ、それを感じている自分の心の世界は、決して消え去っていくものではありません。
そして、その心の世界は、今、思いを向けていけばいくほど、心で応えてくれる時期になっています。もう、手を伸ばせば、すぐそこに広がっている世界です。
ほんの少しでも、その世界を感じ、その世界に触れて、それぞれの今世の肉を終えてください。
母なる宇宙からのメッセージは、これからのことを、しっかりとした波動で伝えてくれています。これから私達が歩んでいく道筋を伝えてくれます。厳しさとともに、「必ず、必ず、戻ってくることを信じて待っています」と伝わってきます。
それぞれのこれからの明暗を分けるものは、自分自身です。私は、私を生かすも殺すも、私自身だったことを感じてきました。
意識の世界の法則は、決して曲げられないものです。
私は、今世の肉を通して、そのことを明確に知るに至りました。
私達は、「愛」ゆえに、意識の世界の法則を侵すことはできません。
私達は、法に則り存在しています。
その法とは、少しも窮屈なものではありません。自分を縛るものではありません。

法は愛、法は優しさ、そして、法は温もりです。



あなたの瞳を閉じて1つ2つ3つ深く丹田呼吸をはじめてみてください。五感を閉じて、あなたの心が落ち着くまで静かに息を吐き息を吸ってください。あなたの心の中の田池留吉に、しっかりと針を向け、合わせてください。


posted by UTAブック at 21:57| 大阪 ☁| Comment(0) | 母なる宇宙とともに | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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